計測技術2023年2月号目次-バックナンバー

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計測技術
2023年2月号
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■目次■
■特集:現場が求める話題の超音波流量計
○超音波流量計による大口径電磁流量計代替例/東京計器㈱/清水靖也
大口径電磁流量計の更新工事は特殊な対応となるため制約が多い。超音波流量計は大口径も比較的簡単に不断水で設置可能だが十分な直管長が必要である。限られた条件で設置するため比較試験を行い超音波流量計で代替可能かを確認した事例について紹介する。

○相関式パルス超音波法に基づく高精度流量計/JFEアドバンテック㈱/笹田佳彦
FM-10は、相関式パルス超音波法を用いた流速測定により、水路内の流量を高精度に測定可能な面速式超音波流量計である。開水路、非満管、満管のいずれにも適用可能である。変換器にて水路形状をあらかじめ設定し、水路内の流速と水位を測定し、平均流速と流体断面積と補正係数から流量を求め、表示、記録、外部出力が可能である。

○超音波流量計による気体・液体計測/㈱オーバル/菅家広大
当社は70年の長きに渡り流量計専門メーカーとして各種流量計を製造・販売してきた。本稿では、当社で販売する超音波流量計のラインアップより、液体・気体用の4機種について特徴や最適なアプリケーションを紹介する。

○濃度・質量流量を装備した液体用超音波流量計/フレキシムジャパン㈱/小橋雅彦
フレキシム社は、配管外側から設置できるクランプオンタイプの液体用超音波流量計から、音速計測による濃度計も開発し、続いて質量流量計も開発している。唯一の配管外側から計測できる製品であり、標準品のPIOX-S721と国内防爆エリアで使用できるPIOX-S831がある。

■特集:スマート保安の現状と取り組み、その活用①
○産業保安行政とスマート保安/経済産業省/佐藤孝一
近年、プラント設備の高経年化、ベテラン従業員が退職する一方、若年層の雇用とノウハウの継承が追い付かない状況に対して、産業保安グループで行ったスマート保安の導入を促進させるための取り組みと、「高圧ガス保安法等の一部を改正する法律」について紹介する。

○製造現場の経験・知識情報の高度活用/花王㈱/日下部圭伸
当社では、「The GEMBA Knowledge」という独自のナレッジマネジメントシステムを日常の生産活動に組み込むことによって、現場の個の能力と総合力の向上、グローバルな知の共有を推進している。このThe GEMBA Knowledgeの機能と取り組み活動の内容、情報の高度利用について紹介する。

○スマート保安の実現に向けた取り組み/日本エイアンドエル㈱/杉田広明
当社愛媛工場では、2000年代から「技術技能伝承」、「安定化活動」、「アラームマネジメント」、「保安力向上」などの取り組みを行ってきた。現在は、デジタルツイン化したスマートファクトリーを目指して、データ統合基盤の活用や人材育成に注力している。

■解説
○EtherCAT通信の基本と新しい機能/EtherCAT Technology Group/小幡正規
EtherCAT通信を活用するために役立つ基本機能の解説と、後方互換性を重視しつつ、将来性のある新しい機能拡張を紹介する。

■製品と技術
○IoT機器向けセキュリティミドルウェアの開発/㈱エイチアイ/佐藤 毅・鈴木隆元
人とモノがネットワークでつながり、多種多様なサービスが提供される世界において、十分なリソースを持たないIoT機器においてもセキュアにデータを集める必要性が高まっている。本文書において、これらの要件、および代表的なアルゴリズムと実装例を示す。

○次世代無線LAN IEEE 802.11beの標準化動向について/日本電信電話㈱/岸田 朗
現在、Wi-Fi 7となるIEEE 802.11beの標準化、及びその次の主力規格となるUHR SGの議論が進んでいる。11beでは30Gbps以上もの超高速通信を実現予定である。本稿ではIEEE 802.11無線LAN標準化の最新動向を紹介する。

○低コスト、低消費電力なIoTネットワークとは/京セラコミュニケーションシステム㈱/石田優輝
Sigfoxは低コスト、低消費電力なIoTネットワークであり、提供する位置情報サービスや国際ローミングサービスによって幅広い用途に対応した通信規格である。本稿では、そうしたSigfoxの特長とそれを実現するSigfoxの技術、広がるSigfoxのユースケースを紹介する。

■連載
○知っておきたい防爆安全 第6回/㈱イーエス技研/古谷隆志・持田 智
危険場所での作業効率を上げるため、IT機器を使用したいという要求は年々高まっている。本稿では、IT機器を防爆化するために検討すべき事項を挙げ、特にicやecといった防爆構造を例に出しながら、対応方針をどのように考えるべきかのヒントを示した。

○計測の小史 第7回/㈱武藤技術研究所/武藤一夫
連載では、計測工学の原点を見つめなおす、ということで計測の小史について見ている。本稿では、第7回目中世(後編、17世紀末期)の計測として、中世の17世紀中期から17世紀末期初期まで、とくにニュートンからアンモントンまでの計測の小史について見る。

■コラム
○第79回 技術のデュアルユースと軍事技術研究/東京大学名誉教授/山﨑弘郎

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