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美容皮膚医学 BEAUTY
第52号
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■目次■
特集●脱毛を極める・改
企画編集/尾見徳弥

<特集にあたって>

今回の特集にあたっては,前回の特集を踏まえて,レーザー脱毛を実施したことがない医師でも簡便で最新の知識を有することができ,レーザー脱毛を実施できるようになれるということを目標とした.
いわゆるムダ毛を除去する脱毛は,日本のみならず欧米においても一定の大きな需要があり,美容医療分野における施術数のなかでも常にトップ3には入っている(International Society of Aesthetic Plastic Surgery〔ISAPS〕発表データ).
脱毛の方法としては,毛抜き,剃毛,wax脱毛,電気脱毛などが従来から実施されていたが,疼痛を伴うこと,施術に技量を有することなどの問題があった.しかし,光を用いたレーザー脱毛やIPL(intense pulse light)脱毛は,手技が簡単で,侵襲が少なく,痛みも少ない一方で大きな効果が得られることが特徴であり,2000年ごろから世界中で普及している.医療機関における脱毛でも,最も高いシェアを占めている.
レーザーによる脱毛は20年以上が経過して理論的にも確立している.装置も毛の中に含まれるメラニンをターゲットにしており,アレキサンドライトレーザー,ダイオードレーザー,Nd:YAGレーザー,IPLが脱毛用として販売されており(欧米ではルビーレーザーの装置もみられる),日本では脱毛を目的とした医療機器としてアレキサンドライトレーザー,ダイオードレーザーの装置が認可されている.
今回の特集では,脱毛施術におけるエキスパートの方々に原稿を依頼した.まずレーザー脱毛の原理,施術にあたって注意すべきことについて最新の知識を得ることを目的とし,さらに具体的に用いる装置に関してもアレキサンドライトレーザー,ダイオードレーザー,IPLについてそれぞれ章立てをして取り上げた.また手法でも疼痛が少ないとされている蓄熱式脱毛(in motion)について取り上げた.現在まさに話題の介護脱毛,子どもの脱毛についても,現時点での最新知見を取り上げた.
脱毛を目的とした脱毛装置も海外の機種を入れると100種類近くになり,日本で医療認可された装置でも10種類ほどはある.レーザー脱毛を実施している医療機関もチェーン組織で運営されている組織も含めると4000近くと考えられる.このような状況で差別化を図るためには装置の選択,マーケティング戦略が重要となる.装置選択の基準はレーザー機器メーカーで長年,企業戦略に携わっていたベテランマーケティング担当に依頼し,マーケティング自体も専門知識がなくとも理解できる内容となっている.さらにエステティックサロンでの光脱毛について取り上げており,エステティックサロンや医療機関での脱毛の棲み分けのためにも必要な知識を収めている.この特集を理解することで,初心者のみならず経験者でも脱毛に関する理解がより深まると考えられる.

尾見徳弥(クイーンズスクエアメディカルセンター 皮膚科,日本医科大学)


<目次>

1.体毛の存在意義と脱毛という行為の社会的意味について/青木 律
2.具体的な光脱毛:アレキサンドライトレーザー/乃木田俊辰
3.具体的な光脱毛:ダイオードレーザー/谷川知子
4.蓄熱式脱毛の基礎と応用/有川公三
5.レーザー・ホワイトライト(IPL)脱毛(光脱毛)の原理/木村有太子
6.エステティックサロンでの脱毛:wax脱毛,電気脱毛,IPL/尾見徳弥
7.皮膚疾患や色素性病変などを伴った患者における脱毛の注意点/河野太郎
8.介護脱毛:考え方と対策/根本美穂,山田秀和
9.子どもの脱毛/渡邉千春
10.開業医療機関における脱毛の位置付け/塚原孝浩
11.脱毛機器の選択ポイント/堀内洋之,上野美律
12.脱毛のマーケティングについて/新城安太,塚原孝浩

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