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MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック)
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■目次■
表紙 マリア・カラス

特集
イタリア・オペラ黄金時代
マリア・カラスと名歌手

不世出の名歌手マリア・カラスが遺したスタジオ録音がすべてリマスターされ、リリースされた。CD69枚組という大ボックスだ。
「歌に生き恋に生きた」と称されたカラスの人生は太く短い。1923年12月2日、ギリシャからの移民の子としてニューヨークで生まれた。母と姉とともにギリシャに戻り、アテネ音楽院で、エルビラ・デ・イダルゴという名教師に出会い、才能を開花させる。ニューヨークに戻り、最初は芽がでなかったが、ヴェローナ音楽祭の芸術監督ゼナテッロがカラスの歌を聴いて「ラ・ジョコンダ」に抜擢。そしてイタリアに渡った後の活躍はめざましい。
カラスが、オペラ「トスカ」のアリア「恋に生き、歌に生き」になぞらえて語られるのは、夫メネギーニがいながら、ギリシャの海運王オナシスとの恋に走ったことが大きな原因の一つ。しかし、オナシスは結局、ケネディ元大統領夫人ジャクリーンと結婚してしまう。
カラスの69枚のCDには、重い強い声が必要なオペラから、ロッシーニやベルカントものなど、多くの種類のオペラが収録されている。これだけの役を歌う歌手は今後は表れないだろう。カラスの最盛期は1950年代。65年にはオペラから引退してしまう。カラスは日本には2度来ている。73年にはマダム・バタフライ世界コンクールの表彰式に出席。74年には、来日ツアーを行い、11月11日の札幌公演が生涯最後のステージとなった。
特集は、カラスの足跡をたどり、この新リマスター・エディションを中心に名盤を解説、また同時代の歌手や指揮者を紹介している。
その他、名歌手と作曲家と劇場との戦い◎カラスのライバル、レナータ・テバルディ◎イタリア・オペラ黄金時代の歌手◎アルベルト・ゼッダ・インタビュー◎トスカニーニとイタリア・オペラ、など。表紙はマリア・カラスです。


◎BIGが語る
準・メルクル 指揮
日本人の母親の血を引く指揮者。日本との関係は深く、水戸室内管には定期的に登場し、来年1月には読売日響を指揮する。「私はドイツで育ちましたが、日本とは深いつながりがあるので、どちらかというと戻ってくるという感覚を感じます」と話す。水戸芸術館に弦楽器を寄贈して、若手に貸与する活動も行っている。これまでヴァイオリン4挺、ヴィオラ3挺を寄贈した。「若い音楽家が良い弦楽器を持つことはとても難しいと思います。東日本大震災で被災したあとの大変な状況で、自分に何ができるかを考えました」と話した。


◎特別企画
ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2014
ウィーン・フィルが9月末に来日した。今年の指揮者はベネズエラのグスターボ・ドゥダメル。リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」、ドヴォルザークの「交響曲第8番」などを聴かせた。彼らの活動はコンサートだけではない。中学・高校生のための「青少年プログラム」、ヘルスベルク前楽団長の「レクチャー&室内楽」などを行った。ゆえに「ウィーク イン ジャパン」なのだ。また東日本大震災以来、被災地で活動を続けており、今年も南相馬市を訪れた。こうした活動をレポートしている。

このほか
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎宮本文昭の気軽に話そう ゲスト 指揮 秋山和慶
◎横溝亮一の「音楽千夜一夜」
など、おもしろい連載、記事が満載です。

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