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MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック)
213号
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■目次■
表紙 小澤征爾、朝比奈隆、パーヴォ・ヤルヴィ、大野和士

特集
進化する!
日本のオーケストラ

パーヴォ・ヤルヴィが来年4月、NHK交響楽団の首席指揮者に就任する。また同じ月、大野和士は東京都交響楽団の音楽監督に就任。東京交響楽団は今年4月にジョナサン・ノットが音楽監督に就任した。大阪フィルハーモニー交響楽団も4月から井上道義が首席指揮者になった。シェフの交代などでいま、日本各地のオーケストラの活動が活発化している。
また、読売日本交響楽団は常任指揮者カンブルランとのコンビが絶好調だ。広上淳一を常任指揮者とする京都市交響楽団は、定期演奏会の満席が続く。札幌交響楽団は尾高忠明のシベリウス交響曲全曲演奏が2月で完結、4月からマックス・ポンマーが首席指揮者に就任する。
演奏水準が上がり、多彩なプログラムを展開するなど日本のオーケストラの聴きどころは多い。しかし、財政問題が大きな課題として横たわる。特に大阪のオーケストラは厳しい状況に置かれている。日本センチュリー交響楽団、大阪フィル、関西フィルハーモニー、大阪交響楽団の4つあるが、補助金のカットなどで、メンバーの数を絞らざるを得ない。「オーケストラは都市のバロメーターとも言われる。これらに理解を示す首長や、支えるシステムの抜本的なアイデアが生まれてくることを願わずにはいられない」と大阪音楽大教授の中村孝義氏は記している。
その他、◎日本のオーケストラの100年◎フランチャイズ~ホールとオーケストラの提携◎朝比奈隆とは何者だったか◎日本のオーケストラを鍛えた外国人指揮者の面々◎日本の交響楽運動の父、山田耕筰◎躍進する新世代指揮者、など。表紙は小澤征爾、朝比奈隆、パーヴォ・ヤルヴィ、大野和士の4人です。

◎BIGが語る
大野和士 指揮
来年4月から東京都交響楽団の音楽監督に就任する。現在、フランスの国立リヨン歌劇場首席指揮者、アルトゥーロ・トスカニーニ・フィル首席客演指揮者を務める売れっ子指揮者だ。東京都響とは縁がある。正式なプロ指揮者として初めて指揮台に上がったのが1984年の都響のファミリー・コンサート。定期演奏会のデビューも89年3月、都響だった。大野は、音楽監督就任の理由を「私のこれまでのオペラを含めたさまざまな体験を、同時代に生きる者として、クラシック音楽を伝えていくことの意義と明日への可能性を見いだせると確信することができたからです」と語っている。

◎東西南北 浜松発
第7回静岡国際オペラコンクールが11月8日から16日まで、浜松市のアクトシティ浜松大ホールで開催された。同コンクールは、静岡縁の歌手、三浦環を記念して1996年に始まり、3年に1度開催される。今回は27カ国・地域から242名が応募。本選で、カタラーニのオペラ「ラ・ワリー」より「さようなら、ふるさとの家よ」などを歌った日本の鴫原奈美(32)が優勝した。「自分でやってきた道が正しかった、自分の中で確信できたことがうれしかった」と優勝の喜びを話した。

このほか
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎宮本文昭の気軽に話そう ゲスト ピアノ 若林顕
◎マンスリー・ベルリン・フィル
など、おもしろい連載、記事が満載です。

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