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MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック)
214号
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■目次■
表紙 リヒテル、ムラヴィンスキー、ゲルギエフ、ネトレプコ

特集
音楽大国ロシア
世界の才能を輩出

ロシアはクラシック音楽の世界では後進国でしたが、19世紀以降、急速に音楽大国への道を歩み始めます。作曲家をあげると、近代ロシア音楽の父と言われるグリンカから、「ロシア五人組」が続きます。「イスラメイ」のバラキレフ、「だったん人の踊り」のボロディン。「展覧会の絵」のムソルグスキー、キュイ、「シェヘラザード」のリムスキー=コルサコフの5人です。そして大作曲家チャイコフスキーがいます。20世紀音楽史にはストラヴィンスキー、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチが欠かせません。ロシアは20世紀、ロシア革命、ソヴィエト連邦の成立、そしてソ連の崩壊など大きな社会変動に見舞われました。そのたびごとに音楽家は海外に亡命、移住してきた歴史があります。作曲家ラフマニノフはロシア革命でアメリカに渡り、ピアニストとして活動。キエフ生まれのホロヴィッツもアメリカで成功を収めました。戦後は、日本でもおなじみのチェリスト、ロストロポーヴィチは国籍を剥奪され、指揮者としても活躍するアシュケナージはアイスランド国籍となっています。もちろん、ソ連の中で活躍を続けた演奏家も多いです。レニングラード・フィルを50年間も率いたムラヴィンスキー。幻のピアニストといわれ1970年に初来日したリヒテル。また現在もゲルギエフ、ネトレプコ、キーシンらロシア、ロシア出身の演奏家が世界で大活躍しています。そんな音楽大国ロシアの魅力を特集しています。
その他、◎本当の意味で〝巨匠〟だったリヒテル◎ロシア・ピアニズムとは何か◎東京・春・音楽祭「リヒテルに捧ぐ」シリーズ◎METを席巻するロシア系歌手◎ロシア往年のピアニスト、ヴァイオリニスト、名指揮者たち、など。表紙はリヒテル、ムラヴィンスキー、ネトレプコ、ゲルギエフの4人です。

◎BIGが語る
マーク・パドモア テノール
イギリスの名テノール。昨年暮れ、シューベルトの三大歌曲集、「冬の旅」「白鳥の歌」「美しき水車小屋の娘」の連続演奏会を東京・銀座の王子ホールで行った。「いま世界で一番愛されている作曲家」というシューベルトを歌ったのは40歳を過ぎてから。「声楽的な成熟が必要だと思ったのです。頭も大人になることが必要です」と話す。三大歌曲集のCDもリリースされている。また、ラトル指揮ベルリン・フィルで歌ったバッハの「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」の福音史家も評判になった。コンサートホールにおけるピーター・セラーズの演出がユニーク。こちらはDVDで発売されている。

◎全国共同制作プロジェクト「フィガロの結婚~庭師は見た!~」
井上道義の指揮、野田秀樹の演出でモーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」が5月から上演される。野田の新演出は、18世紀半ばのスペイン・セビリアから日本の明治時代に舞台を移している。フィガロはフィガ郎、スザンナはスザ女になる。どんなユニークなオペラができあがるのか楽しみだ。井上は「野田さんの演出は音楽的だと感じます。音楽的というのは、流れがよいということです」と話す。野田は字幕も担当する。

このほか
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎宮本文昭の気軽に話そう ゲスト チェロ 渡部玄一
◎マンスリー・ベルリン・フィル
など、おもしろい連載、記事が満載です。

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