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MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック)
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■目次■
表紙 ショスタコーヴィチ

特集
世界で大旋風!
ショスタコーヴィチのすべて

今年はソ連が生んだ20世紀最大の作曲家の1人、ショスタコーヴィチの生誕40年にあたる。そして来年は没後110年になる。ショスタコーヴィチは1906年、度量衡検査局技師の父とペテルブルク音楽院ピアノ科卒の母との間にペテルブルクに生まれた。最年少でペテルブルク音楽院に入学。26年、卒業制作の交響曲第1番が初演され、絶賛された。ショスタコーヴィチはピアニストとしても活躍し、ソ連選抜チーム4人の一員として27年、第1回ショパン国際ピアノ・コンクールに出場した。ショスタコーヴィチは入賞で、優勝はオボーリンだった。
ショスタコーヴィチの人生は共産党一党独裁のソ連政府に翻弄され続けた。1936年、オペラ「ムツェンスク郡のマクベス夫人」とバレエ「明るい小川」がプラウド紙で糾弾され、自己批判を迫られた。上演できなくなった「ムツェンスク郡のマクベス夫人」は歌詞を変え、「カテリーナ・イズマイロヴァ」と改題、63年に初演された。また、48年、ソ連共産党中央委員会書記ジダーノフによる前衛芸術に対する批判、いわゆるジダーノフ批判で社会主義リアリズムに反する作品と名指しされる。ショスタコーヴィチはスターリンの植林政策を讃えるオラトリオ「森の歌」を作曲し、政府に恭順の意を示すことになる。
交響曲15曲、弦楽四重奏曲15曲、ピアノとバイオリンとチェロの協奏曲を2曲ずつなど、膨大な作品を残した。現在、世界中のオーケストラがショスタコーヴィチをレパートリーとしている。
特集はこのほかに、◎ショスタコーヴィチの名演奏家ムラヴィンスキー、コンドラシン、バーンスタイン、ヤンソンス、ゲルギエフ◎ショスタコーヴィチを振った同時代の指揮者◎ヴォルコフ著「ショスタコーヴィチの証言」をめぐって◎ピアニストとしてショスタコーヴィチ、など。
表紙はショスタコーヴィチです。


◎BIGが語る
ミヒャエル・ザンデルリンク 指揮
父は著名な指揮者クルト・ザンデルリンク。兄2人トーマスとシュテファンも指揮者という音楽一家。自身ははじめチェリストとして活動したが、指揮者に転向した。父親は指揮者になることを猛反対したため、父に教わることなく指揮者を志した。現在はドレスデン・フィルの首席指揮者を務め、6、7月にベートーヴェン・プログラムを持って来日公演を行う。ボヘミアにルーツを持ち、「明るさの中にダークな音」がドレスデン・フィルの特色であり伝統。グローバル化が進むが、オーケストラはこの伝統を守っていきたい、と話した。

◎速報 ベルリン・フィル首席指揮者決まらず!
ベルリン・フィルの次期首席指揮者を決める楽団員の投票が5月11日、ベルリンのイエスキリスト教会で行われた。これは、現首席指揮者兼芸術監督のサイモン・ラトルが2018年で辞任するため。しかし、11時間かけた討議の結果は、「今後1年以内に再選挙」。箝口令が敷かれ、候補に上った指揮者の名前も漏れてこない。世界の指揮者地図に大きく影響を与えるベルリン・フィルのシェフ選びから目は離せない。

このほか
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎宮本文昭の気軽に話そう ゲスト フルート 竹山愛
◎マンスリー・ベルリン・フィル
◎中丸美繪の「小澤征爾異聞」
など、おもしろい連載、記事が満載です。

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