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MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック)
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■目次■
表紙 ベルリン・フィル

特集
管弦楽法 オーケストレーションの魅力

ラヴェルの「ボレロ」やラヴェル/ムソルグスキーの「展覧会の絵」、リムスキー=コルサコフの「シェへラザード」、リヒャルト・シュトラウスの「アルプス交響曲」など、オーケストレーションの見事さに耳を奪われる名作群がある。特集では管弦楽法の映える名曲を取り上げ、その魅力を解き明かしている。
モーツァルトやベートーヴェンの古典派のオーケストレーションを一新したのがベルリオーズの「幻想交響曲」。バッハやベートーヴェンら音楽の構造に関心を持つ作曲家に対し、ベルリオーズはオーケストラ自体の表現力に軸足を置いた。そして「ベルリオーズは反アカデミズムの作曲家だった。音楽学校で学び賞も取ったが、優等生ではなかった。天才は自己流を究める」(音楽評論家、許光俊氏)という性格の作曲家だからこそ傑作を生むことが出来た。
また、独自のオーケストラ・サウンドを作った指揮者としてストコフスキ-、アンセルメ、ショルティらを取り上げた。その一人、ユージン・オーマンディは、フィラデルフィア管に40年以上君臨、「フィラデルフィア・サウンド」を作り上げた。最近、当時の録音が多数再発売され、再評価が進んでいる。
特集はこのほかに、◎名曲名盤 マーラー「巨人」/レスピーギ「ローマの松」/バルトーク「中国の不思議な役人」◎伊福部昭の「管弦楽法」と日本の国民楽派◎20世紀の作曲家のオーケストレーション◎シューマンはオーケストレーションが下手か◎新しい楽器、新しい使い方、などです。

◎BIGが語る
一柳慧 作曲・ピアノ
日本の作曲家の重鎮、一柳慧が「一柳慧 コンテンポラリー賞」を創設した。審査員は一柳一人、賞金は100万円。日本の音楽界に少しでも活力を取り戻したい、と賞設立の狙いを語る。一柳は戦後、アメリカに留学、ケージとともに活動するなど、戦後前衛の時代のまっただ中で生きてきた。自身の作品もその流れの中にある。「音楽環境や雰囲気などを全体的に見ると、活力が落ちてきているという感じを受けるのも否めません。その背景に何があるのか。音楽会はたくさん行われているが、どこへ向かおうとしているのか見えにくい状況になっていることがあると思います」と話す。

◎セイジ・オザワ松本フェスティバル2015のリポート
「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」は今年から、総監督小澤征爾の名前を取り、「セイジ・オザワ松本フェスティバル」と名前を変え、長野県松本市で開催された。期間は8月8日から9月15日まで。しかし、小澤は開幕直前、骨折したため、オペラの指揮などを降板、主のいない形でスタートした。
ベルリオーズのオペラ「ベアトリスとベネディクト」はギル・ローズが代役を務めた。小澤が松本入りしたのは8月26日。9月1日の「マエストロ・オザワ80歳バースデー・コンサート」と、6日のコンサートでベートーヴェンの交響曲第2番を指揮した。バースデー・コンサートには、アルゲリッチやゲルネ、ジャズのマーカス・トリオ、シンガー・ソング・ライターのジェームス・テイラーら豪華なゲストが駆けつけ、80歳の誕生日を祝った。

このほか
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎宮本文昭の気軽に話そう ゲスト 山田一樹 指揮
◎マンスリー・ベルリン・フィル
◎中丸美繪の「小澤征爾異聞」
など、おもしろい連載、記事が満載です。

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