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MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック)
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■目次■
表紙 ショパン・コンクール優勝のチョ・ソンジン

特集
ショパン・コンクールとピアノ協奏曲の魅力

第17回ショパン国際ピアノ・コンクールが10月1日から23日まで、ワルシャワのフィルハーモニーホールで開催された。優勝したのはパリ音楽院に通う韓国のチョ・ソンジン(21)。チョは2009年浜松国際ピアノコンクールで優勝し、すでにミョンフン、マゼール、ゲルギエフら世界の一流指揮者、一流オーケストラと共演を重ねている。本選後のインタビューで「第1次から第3次は、何を弾いたか覚えていないほど緊張しましたが、ファイナルは自分らしさを出せたと思います」と話した。
日本人は本選に小林愛実が進んだが、入賞せず、ここ3回のショパン・コンクールは日本人の入賞者がいない、という残念な結果に終わった。2位はカナダ人のシャルル・リシャール=アムラン、3位のケイト・リューはシンガポール出身、4位のエリック・ルーは父親が台湾出身とアジア系の活躍が目立った。
特集ではピアノ協奏曲の名手も取り上げた。最初はアルゲリッチで、彼女は1965年のショパン・コンクールの優勝者。アルゲリッチは来年1月、ミュンヘンでクレーメルが率い、指揮するクレメラータ・バルティカとベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番を演奏する。アルゲリッチとクレーメルは数十年にわたる盟友。新鮮で、エキサイティングなベートーヴェンを聴かせてくれることは間違いない。このほか、ポリーニ、ツィメルマン、内田光子、ラン・ランの注目演奏会の聴きどころを探っている。
ピアノ協奏曲の名曲名盤はベートーヴェンの第3、第4、第5番、ショパンの第1、第2番、ブラームスの第1、第2番などを紹介した。音楽評論家の中村孝義氏がベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」で推薦したCDは、グルダのピアノでシュタイン指揮ウィーン・フィル、フィッシャーでフルトヴェングラー指揮フィルハーモニア管、ルービンシュタインでクリップス指揮シンフォニー・オブ・ジ・エアの3点だった。
特集はこのほかに、◎ピアニストを生み出す世界の名門コンクール◎ピアノの名教師たち◎注目すべき世界の若手・中堅ピアニスト◎なぜ日本人は入賞しないのか、などです。

◎BIGが語る
シルヴィ・ギエム バレエ
今年の第27回高松宮殿下記念世界文化賞の演劇・映像部門を受賞した世界を代表するバレエ・ダンサーである。1965年、パリ生まれ。体操でオリンピックに出場できるほどの恵まれた体を生かし、パリ・オペラ座バレエ団やイギリスのロイヤル・オペラのバレエ団などで踊ってきた。ベジャール、フォーサイスやエックなど最先端の振付家の作品も残している。しかし、50歳の今年、ステージから引退する。引退公演の最後は日本。「人生には始めがあり、終わりがあると考えています。やりたいことができなくなったときに決断したくなかったのです」と話した。

◎ベルリン・フィルがベートーヴェン・チクルス
ラトル指揮ベルリン・フィルのベートーヴェン・チクルスが、10月3日から16日にかけて2度行われた。現地在住の音楽ジャーナリト、城所孝吉氏が「マンスリー・ベルリン・フィル」で報告し、また音楽評論家の許光俊氏が公演評を寄せている。ラトルがベートーヴェンの全交響曲演奏を行うのは2008年以来で、18年に首席指揮者兼芸術監督を退任するために、今回のチクルスは「総決算」となる。許氏は「確かなこと、それはこんなに示唆に富んだ、経験と呼びたくなるような全曲演奏は,現代随いつだということだ」と絶賛している。ベルリン・フィルは来年5月に来日、サントリーホールでベートーヴェン・チクルスを行う。チケット発売は12月19日(土)。

このほか
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎宮本文昭の気軽に話そう ゲスト 通崎睦美 マリンバ・木琴
◎中丸美繪の「小澤征爾異聞」(最終回)
など、おもしろい連載、記事が満載です。

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