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MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック)
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■目次■
表紙 ザクセン州立歌劇場(ドレスデン)

特集
モーストリーが選ぶクラシック音楽世界遺産50

クラシック音楽の歴史は、世界の歴史と重なる。ユネスコの世界遺産と同じく、後世に伝えていくべき音楽遺産は世界中にたくさんある。モーストリー・クラシックは独自に「クラシック音楽世界遺産」を50件選び、特集した。
ウィーン国立歌劇場、ザルツブルク音楽祭が開催されるザルツブルク・エリア、フォルクスオーペー、ウィーン・コンツァルトハウス、ベートーヴェンやブラームスが眠るウィーン中央墓地、ブルックナーが少年合唱団で歌っていたザンクト・フローリアン教会、ウィーンの街にはシェーンブルン宮殿、モーツァルトの結婚式や葬式が行われたシュテファン大聖堂など、オーストリアや「音楽の都」ウィーンに世界遺産が多いのは当然。ウィーン国立歌劇場について音楽評論家の堀内修氏は「最強のオペラの城としてのウィーン国立歌劇場は、比肩するもののないオーケストラと合唱団、そして伝統によって維持されている。9月から6月までのシーズンが繰り返され、活動を止めることはない。ウィーン国立歌劇場は、決して過去の遺産にならない世界の遺産だ」という。
そして、ドイツ、イタリアにも「世界遺産」は多い。ドイツはベルリン・フィルハーモニー、バイロイト祝祭劇場、バイエルン州立歌劇場、ザクセン州立歌劇場(ドレスデン)、バッハが楽長を務めていた聖トーマス教会、メンデルスゾーンが楽長を務めたゲヴァントハウスが選ばれた。ベルリン・フィルハーモニーは連載「カラヤン新企画」で取り上げている。「フィルハーモニーはウィーン楽友協会大ホールと比べると残響は短めで、クリアな響きが特徴。ベルリン・フィルの圧倒的な音量と情報量の多い響きは、このホールのアコースティックによって育まれたものと言える」と音楽評論家の岡本稔氏。
イタリアはミラノ・スカラ座(これもウィーンのハプスブルク家が建てた)、アレーナ・ディ・ヴェローナ、フェニーチェ劇場、クレモナ、ローマの街。
特集はさらに、フランス、スペイン、イギリス、アメリカ、日本などの「音楽文化遺産」を選んでいる。ほかに◎音楽の聖地の現在的な意味◎アジア諸国に「世界音楽文化遺産」はあるのか? などです。

◎BIGが語る クラウス・ハイマン ナクソス最高経営責任者
ナクソスの創業者で、最高経営責任者のクラウス・ハイマン氏が来日した。近年、CDショップが激減、CDの売り上げが大幅に減っている。ナクソスもCDの売り上げは全体の4割あるが、収益は10%以下だという。ナクソスの収益の柱は、世界最大の定額制インターネット配信サイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」。現在、配信しているレーベルは785、CDは約10万5000枚にのぼる。「最後に生き残るのは我々です。このプラットフォームを持っていることが我々の強みです」とハイマン氏は自信を見せる。

◎新連載 中丸美繪の「鍵盤の血脈 井口基成」②
先月号から始まった新連載。筆者は「嬉遊曲、鳴りやまずー斎藤秀雄の生涯」で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞したノンフィクション作家。井口基成は明治41(1908)年、東京生まれ。東京音楽学校を経て、フランスに留学、イヴ・ナットに師事した。戦後は初代桐朋学園短期大学学長を務め、ピアノ教育者として多くのピアニストを育てた。今月号は第2回で、井口の誕生時のエピソード、井口の両親の話などが綴られている。井口家は元々鳥取の氏族で、因幡鳥取藩の勘定方を務めていた。明治維新となり、井口の祖父、平太は殿様の池田慶徳とともに上京、日本橋に居を構えた。

このほか
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎宮本文昭の気軽に話そう ゲスト 新倉瞳 チェロ
◎ピエール・ブーレーズ追悼
など、おもしろい連載、記事が満載です。

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