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MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック)
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■目次■
表紙 ワーグナーの大パトロン、ルートヴィヒ2世が建てたノイシュヴァンシュタイン城

特集
続 モーストリーが選ぶクラシック音楽世界遺産

今年3月号で、「モーストリーが選ぶクラシック音楽世界遺産50」を特集した。今月号はその続編をお届けする。
前回は、ウィーン国立歌劇場、ムジークフェライン、バイロイト祝祭劇場など劇場やホールなど建物を中心に選んだ。今回は、ホールや劇場に加えて、モーツァルトやベートーヴェンの生家、チャイコフスキーが亡くなった際に住んでいた家(チャイコフスキー博物館)、ショパンの葬儀が行われたパリのマドレーヌ寺院などを選んだ。建物だけでなく、グラインドボーン音楽祭やBBCプロムスなどの音楽祭、ショパン国際ピアノ・コンクール、1990年にローマのカラカラ浴場跡で初めて行われた3大テノール・コンサートなども入っている。96年には東京の国立競技場でも開催された。
音楽評論家の石戸谷結子氏は3大テノールコンサートについて「その後の音楽界に計り知れない影響からみても、音楽世界遺産に登録すべき、大イベントだったと断言したい。『以後』に大きく変わったのは、クラシックの大衆化かもしれない。オペラ歌手がミュージカルやポピュラー曲を歌っても歓迎される。クラシックの境界線が低くなったことは確かだ」と記す。
音楽評論家、加藤浩子氏の「オペラの舞台を訪ねる」(イタリア編、ドイツ、その他の国編)は、オペラ好きには楽しい読み物。「トスカ」の舞台になったローマの聖アンジェロ城、「シチリアの晩鐘」に出てくるシチリア島パレルモのサン・スピリト教会、スペイン・セビリアを舞台にした「セビリアの理髪師」など、たくさんの名所を紹介。弊誌を持って観光してみては。
特集は他に、◎エステルハージ家とハイドン◎ナポリ・サン・カルロ劇場◎バッハが「音楽の捧げ物」を献呈したフリードリヒ2世のサンスーシ宮殿◎バイロイト音楽祭再開記念コンサートであるフルトヴェングラーの「第九」、などを取り上げている。

◎BIGが語る 飯守泰次郎 指揮
新国立劇場の2016/17年シーズンは、10月2日、ワーグナーの「ワルキューレ」で幕を開ける。シーズンの最後は、「ワルキューレ」に続く「ニーベルングの指環(リング)」第2日の「ジークフリート」。飯守は「『リング』を通じて、権力抗争、自然破壊、愛の葛藤が描かれますが、中でも『ワルキューレ』は愛の葛藤が一番強い。ジークムントとジークリンデによる長い愛のデュエットなど、深い音楽で見ている人の胸を打ちます」と話す。

◎追悼 中村紘子
日本を代表するピアニストの1人、中村紘子が7月26日、大腸がんのため自宅で死去した。享年72歳で、まだまだ今後の活躍を期待されており、早すぎる死を悼む声がたくさんあがっている。今月号には青澤唯夫、伊熊よし子、高久暁の3氏の音楽評論家の追悼原稿を掲載している。青澤氏は「聴く者を幸せな気持ちにさせる音楽を奏でる名手であった。多くの日本人にとって、ピアニストと言えばまず第一に中村紘子だったのかもしれない」と記している。

このほか
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎宮本文昭の気軽に話そう ゲスト 醍醐園佳 ソプラノ
など、おもしろい連載、記事が満載です。

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