次回の「ギフト・ショーLIFE×DESIGN」は、『暮らしデザイン 新時代』のスローガンのもと、住まいを演出するためのインテリアアイテムから、デザインプロダクツ、リノベーションアイテムなど、今ある“暮らし”をより快適に楽しくアップデートする商品を一堂に集める。
テーマは「Enjoy the life you design !! 」。これは“自分たちがデザインする暮らし方を楽しむ”ことであり、それを“ 実現”するのが、暮らしを彩るための様々な建築、施工技術、インテリア、雑貨、伝統工芸、素材、そしてアート&クラフト。それらの商材が扱われる最先端の住環境、商環境はいかにして生まれるのか?
今月号では、ユナイテッドアローズとのコラボで新感覚のリノべーションを実現するグローバルベイス、緑を中心にしてオフィスや商環境に癒やしの空間を演出する第一園芸、日本の優れた製品を海外に紹介するプロジェクト「BrandLand:JAPAN」等、様々な事例を紹介していこう。
●グローバルマーケットの覇者たれ!生活雑貨の市場は、よりインターナショナルに。
豊かな日本市場を目指し、海外製品がなだれ込んでいる。従来、我が国の雑貨市場においては、「ギフト・ショー」などの消費材展示会および、海外の展示会や現地を積極的に買付に訪れるバイヤー達の活動によって、世界的にみてもトップレベルのライフスタイル提案型の売り場が作られてきた。その事は、昨年「ギフト・ショー」事務局が調査した「海外製品市場アンケート」によっても裏付けられている。また、ミプロ、ジェトロなどの公機関による「輸入プロジェクト」も功を奏してきた。
一方、それとはまったく逆の流れも顕著になってきている。「made in Japan」が世界各国から注目を集めている。日本各地を訪れる観光客による旺盛なインバウンド商品の購買は、それを雄弁に物語るものだが、同時に、日本製品の輸出ということにも、これからは力を入れてい
くべきだろう。急速な経済成長によるハイセンスかつ高品質な製品を求める顧客層が、新興国を中心に増加しており、日本製品を受け入れる“海外市場”は確実に拡大している。
弊誌では、今後数回にわたって、これらの“グローバルマーケット”、すなわち雑貨の輸入・輸出をめぐる様々な事例を取り上げ、これらの熾烈を極める市場の最前線をレポートしていく。