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MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック)
190号
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■目次■
表紙 グレン・グールド
特集 天才グールドと時代を画したピアニスト

1955年、グレン・グールドが録音したバッハのゴルトベルク変奏曲は衝撃を持って迎えられ、瞬く間にヒット。グールドは一躍時の人となった。
グールドは1932年、カナダのトロントで生まれた。父親はヴァイオリンを弾き、母親はグリーグの遠縁で、声楽教師をしていた。トロント音楽院に入学し、アルベルト・ゲレーロに師事。44年、トロントのキワニス音楽祭コンクールで入賞。翌年、トロント交響楽団とベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番で共演、デビューした。同年、初リサイタルも行っている。
グールドの生演奏を聴いた経験がある日本文学研究家、ドナルド・キーン氏は「グールドのタッチはたちどころに分かるほど独特だ。グールドは真の天才だった。たまたまピアニストになったが、もし彼が彫刻に携わっていたら、大変な彫刻家になっていただろうし、何でもできたはずである」と高く評価する。
1964年、ロサンゼルスでのリサイタルを最後にコンサートから引退。録音活動だけを行った。リヒャルト・シュトラウスのピアノ・ソナタが最後の録音となった。床から30センチという低い特別な椅子を愛用し、奇人とも称されたグールドだが、音楽評論家の真嶋雄大氏は「グールドは、伝統をある意味踏まえた上での革新を模索し、旧習の呪縛から自らを解き放った」と記した。
他の特集の主な内容は、◎正統と異端とは、グルダの場合◎リストと19世紀のピアニストたち◎ピアノ演奏が見世物になるとき◎ラン・ラン、アルゲリッチ、ポリーニ◎フランソワ、ケンプ、リパッティなどです。

BIGが語る
パウル・バドゥラ=スコダ ピアノ
フリードリヒ・グルダ、イェルク・デームスとともに「ウィーンの三羽烏」と言われた巨匠はもう85歳。しかし、ウィーンの伝統を継ぐそのピアニズムは衰えを見せない。グローバル化が進み、世界各地のオーケストラや演奏家の際立った個性がなくなってきているといわれる。その中で、ウィーンにはウィーンの香りがしっかり残っている。「心の中の気持ちが込められた、内側の感情から生まれる音楽を楽しみたい、というのがウィーンの人たちです」と話す。

NONFICTION
秋山和慶 指揮
桂冠指揮者を務める東京交響楽団で昨年12月28日、ベートーヴェンの「第九」を指揮した。できるだけ自然体で演奏に臨むのが秋山のスタイル。「斎藤秀雄先生から『人を驚かせるような演奏を目指してはいけない。奇をてらわずに』と言われました。最初の頃からそういう指揮をしていました。でも、つまらなくて平板というわけではなく、ちゃんと聴くといろいろな表現が盛り込まれている、と評価していただいていました」と語る。第九を指揮した回数は400回を超えているが、今でも毎回、発見があるという。

このほか
◯ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルグのウィーン・フィル便り
◯マンスリー・ベルリン・フィル
◯諸石幸生の「歴史的名盤とオーディオ」
◯宇野功芳の「これを聴かずにクラシックを語るな!」
◯外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◯宮本文昭の気軽に話そう ゲスト 指揮 小泉和裕
◯横溝亮一の「音楽千夜一夜」 アンセルメ&クリュイタンス
など特集や好評連載が満載です。

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