月刊クレスコ

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■インフォメーション■
『クレスコ』は、教職員のニーズに応え、教育の課題を読み解き、現場から教育を問う月刊誌です。毎月の特集では、今日の教育課題・教育政策に対する分析や情報、教育実践や全国各地のとりくみなどを紹介しています。教職員・教育研究者をはじめ、広く教育に関心のある市民・保護者にもお読みいただけるように作っています。各界の著名人によるリレーエッセイ「私の出会った先生」や、「世界の教育 世界の子どもたち」「名画に出会う」など、充実した連載も多数収録。教育をもっとよくしたい! という方におすすめの雑誌です。
[出版社]大月書店
[発刊日]2024/12/25
[発売日]毎月25日
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特集=障害のある人のいのちと尊厳――優生思想をのりこえる

2024年7月3日、画期的とも言えるニュースが報道されました。旧優生保護法により不妊手術や中絶手術を強制されたことは憲法違反だとし、全国の障害者らが国に損害賠償を求めていた訴訟の最高裁大法廷の判決が出されたのです。障害のあるものを「不良」であるとみなし、「不良な子孫」を出生しないようにする目的で制定されたこの法に対して、立法時から違憲だったとするもので、15人の裁判官全員一致の原告側の全面勝訴の判決となりました。このことは社会が「優生思想」を克服するうえでの大きな前進になると確信
します。しかし、同7月に新聞報道されたある記事では、受精卵の着床前検査の申請数が増加しているとあ
りました。体外受精した胚の細胞を検査し、遺伝子疾患が判定されれば着床前に受精卵を排除するもので、国によっては法律で規制されている検査です。今回は「優生思想」というテーマで、疾患や障害のある人のいのちと尊厳が社会の中で揺らいできた事実をとらえ、そして「優生思想」をのりこえるために教育ができることは何かを探っていく特集としたいと考えます。

●特集のとびら
すべてのいのちが大切にされる社会を……村田信子
●優生思想
優生思想をのりこえるための端緒……竹内章郎
●医療の現場から
出生前診断を考える……佐藤典子
●保護者の立場から
まだ見ぬ我が子の命の選択……山本有希子
●教職員の立場から
学校の子どもたちがかわいくて……山本千秋
●障害当事者の立場から
多様な人たちが出会い、つながる社会へ……中野まこ
●障害当事者の立場から
内と外に対して芽生えた私の優生思想……大橋伸和
●小学校
「発達学習」……岸上三重
●中学校
多様な「生」を認め、応援し合う学級に……中村 章
●特別支援学校
特別支援学校(高等部)の職業教育の背景にあるもの……小沢道夫
●優生保護法
優生保護法問題で国に鉄槌……藤井克徳


【連載】
◆私の出会った先生……畠山澄子
「もちろん!」
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
SNSの地殻変動的な台頭で考えたこと
◆憲法と私……清末愛砂
北海道で憲法を研究すること・教えること
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
教員だった僕は、Mに完全に降伏した①
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
子どもに伝えたい 甘酸っぱい「紅白なます」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
豊かに想像する心の力
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆子どもも大人も電子スクリーン症候群⑨……大谷良光
第2章 今、子どもの脳が危ない!④
◆先生読んで! おとなのための児童文学案内⑬……西山利佳
どのいのちも無条件に尊い
◆やさしい労働安全衛生のはなし⑦……杉本正男
健康管理 ストレスチェックについて
◆グッド・テイスト⑩……渥美二郎
冬のお勝手
◆名画に出会う……堀尾眞紀子
古賀春江「海」
◆この映画見ましたか?……岩間知之
「泥の河」
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