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月刊クレスコ
2020年2月号
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■目次■
特集=「Society 5.0」に向けた「教育」って?

最近、「Society 5.0」という言葉をよく聞きます。

それは、1.0狩猟、2.0農耕、3.0工業、4.0情報化に続き、
AIが発達して様々な社会的課題を解決してくれる
「人間中心の社会」なのだそうです。

経産省と文科省は競い合うようにしながら、
「Society 5.0に向けた教育」のビジョンを打ち出しています。
その中心は、「公正に個別最適化された学び」。
学校では、そのためのICT環境の整備と民間産業の参入が
かつてない勢いで進行しています。

こうした動きは、学校と教育のあり方を
どのように変えようとしているのでしょうか。
学びの質や子どもの成長・発達は、どうなるのでしょうか。

本特集は、「Society 5.0」に向けた「教育」について、
その実態とねらいを明らかにするとともに、
子どもの成長・発達を保障するために
どう立ち向かっていったらよいのか、考える一助となりたい。

●総論
「Society 5.0」の未来社会像と「教育改革」構想の本質……佐貫 浩
●資料
「Society 5.0に向けた人材育成」が想定する教育と学校とは?
●小中学校
Society 5.0と学校の間にあるもの……大瀬良篤、今井政廣
●小中学校
プログラミング教育について考える……古山直幸
●小中学校
「1人1台タブレット」の現実……小田真里恵
●小中学校
市場化されていく教育と子どもたち……平野倫明
●高校
産業界のニーズに合わせた工業高校の学科改編……鈴村紀代子
●高校
「Society 5.0」より目の前の生徒を……本多由紀子
●高校
情報教育と教科「情報」の役割……長谷川友彦
●病院内教育
病院内教育の役割とICTの可能性と盲点……栗山宣夫
●実践の課題
デジタル・シティズンシップとメディア情報リテラシーの育成を……坂本 旬
●運動と課題
「教育のICT化」と公教育の融解、私たちのとりくみの課題……宮下直樹


連載
◆私の出会った先生……橋本紀子
戦争の経験をもとに生き方を問い、人間探究を続ける
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
2020年。さようなら、沈黙たち
◆授業で憲法を語ろう……中島芳明
障害がある生徒たちにこそ主権者としての憲法学習を
◆子ども理解と発達保障……宮本郷子
子どものことをわかろうとする姿勢
◆栄養教諭のお手軽レシピ……猪瀬里美
「きなこトースト」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
あなたの幸せがわたしの幸せ
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆教育最前線……糀谷陽子
「1年単位の変形労働時間制」の導入反対
◆子どもたちの生きる世界と向き合う……嶋崎由佳
保健室の見守り役
◆教材のタマ手箱……柏村みね子
1つのオレンジから学ぶ 対立の解決
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
土佐町の挑戦を、大きなうねりに!
◆名画に出会う ……堀尾真紀子
アンリ・ルソー「サン=ニコラ河岸から見たシテ島」
◆この映画見ましたか?……海南友子
「母との約束、250通の手紙」


撮影校=秋田県立大曲農業高等学校

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