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a+U(エーアンドユー)
2024年8月号
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■目次■
Content
『a+u』8月号はOMAニューヨークを率いる重松象平のモノグラフである。2006年よりニューヨーク事務所を率いる重松の建築は、教育施設、美術館や展覧会デザインから、高層の複合商業施設まで様々でありながら、いずれも「オープンエンド」で「社会を吸収し反映する」。2023年、東京に完成した虎ノ門ヒルズ ステーションタワーでは、地下鉄コンコースが自然光降り注ぐ大アトリウムにつながり、下から上へ、タワー頂部まで途切れない公共の流れがつくりだされている。同様にバッファローAKG美術館ではそれが建物周囲を回遊する。このように重松は、プログラムの収まりに断面操作や素材で「物理的な遊び」を加え、流動的な枠組みとも言えるような建築をつくりだす。2021年の事務所モノグラフ『OMA NY: Search Term』では、偏執狂的な史料編纂によって、大量のイメージからデザインの変遷が描きだされた。本特集で紹介するのは、「合理的な箱と柔らかな形態とを共存させ」、現代的なパブリック・レルムをまとい実体となった建築をとらえた厳選されたイメージである。重松自身によるエッセイを含む5本の論考、そしてニューヨークと東京、2つの大都市とそこにつくられた建築をとらえたアートワークとともに、重松象平による34のプロジェクトを紹介する。 (編)
対談:遊び
重松象平、ジェフリー・イナバ
ニュー・ミュージアム
エッセイ:より多くの場所を
サラ・オッペンハイマー
バッファローAKG美術館
ピエール・ラソンド・パヴィリオン
蔡スタジオ
サザビーズ本社
展覧会デザイン:ディスプレイのためのオープン・フレームワーク
衹園物語
オードリー・イルマス・パヴィリオン
ファエナ・フォーラム
エッセイ:コミュニティをつくる
ジャーメイン・バーンズ
『ワンス・ウィズ・ミー、ワンス・ウィズアウト・ミー』
ファエナ・フォーラムでのパム・タノウィッツのパフォーマンス
渋谷慶一郎×初音ミクによるヴォーカロイド・オペラ『ザ・エンド』
7スクリーン・パヴィリオン
「タリン・サイモン:オキュペーション・オブ・ロス」
「プラダ・ウェイスト・ダウン」
「手仕事と機械:テクノロジーの時代におけるファッション」
「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」
「ミス ディオール展覧会 ある女性の物語」
「ルイ・ヴィトン:ヴィジョナリー・ジャーニー」
ティファニー・ランドマーク
エッセイ:
重松象平
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
原宿クエスト
天神ビジネスセンター 1・2期
22番街121イースト
パーク・グローヴ
カハラ・ヴィラ
横浜スタジアム
敦賀コミュニティ・センター
清春芸術村テント
カサ・ワビ・マッシュルーム・パヴィリオン
リーフライン
住宅都市開発省のホーボーケン・リビルド・バイ・デザイン
鼎談:レジリエンスについて
重松象平、パオラ・アントネッリ、カーソン・チャン
UICアート・センター
DPI本部
ミルスタイン・ホール
エッセイ:たとえようない魅力
ニック・アクセル
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